文化未生流盛花の活け方

文化未生流の盛花形式の活け方についてご説明します。


花材

季節の花材を選びます。文化未生流では、緑と白を基調とし落ち着いた色を選びます。


花矩(はながね)

文化未生流のいけばなは、天地和合という自然の原理に基づいて活けます。
天地和合の天は空、地は大地、人は万物を表しています。
空と大地が合わさる事で万物が生まれる自然の原理を、いけばなで表現するのです。
活け方は、花矩(はながね)と呼ばれる三角形の枠に収めるようにします。


もみじ

いけばなを構成する骨格にあたります。一つの塊から多くの枝に切り分けます。


骨格の切り分け

いけばなは、必要最小限の花材で行ないます。
それは命を大切に扱うという事です。
花は、根を切られると生きてはいけません。
いけばなを行なう者は、それを忘れず一瞬を活かせるように努力しなければいけません。


主は、花矩の天にあたります。花器の長い辺の2、5倍で活けます。
茎が太く、葉が綺麗な枝を選びます。


主・客

客は、花矩の人にあたります。主の0、7倍で活けます。
広がりのある枝を選びます。


主・客・福

副は、花矩の地にあたります。
福は主の0,5倍で活けます。


クルクマ

黄緑のもみじを引き立てるように、ピンクで大きい花のクルクマを選びました。


添花の活け方

骨格の添花として、このように活けます。


リンドウ

つなぎとして、紺色のリンドウを選びました。


小菊

広がりと明るさを作る為に選びました。
塊と茎が曲がった部分を活用します。


リンドウ・小菊活け

つなぎとして、このように活けます。


完成上から

隙間を埋めますが、窮屈にならないように活けます。
添花は、骨格を引き立てる為に活けます。
その為、骨格より目立ったり出しゃばってはいけません。
それは人間関係とよく似ています。


完成

いけばなは、ただ綺麗な花を活けるのでは無く、季節の花材を花矩に収める為の技法を修練する事による、人間形成の道なのです。


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